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恋人には2種類ある? ブラジルの恋愛観 Part 1

29/May/2016


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世界中から来た人が暮らす、移民の国カナダ。そこで恋に落ちる相手は、カナダで生まれ育った人とは限りません。カナダで暮らしていると、オーストラリア人とドイツ人のカップルや、韓国人とトルコ人のカップルなど様々な人に出会います。前回カナダ人の恋愛観について3回に分けてお届けしましたが、今回は陽気でサッカーが大好きなイメージの南米の国、ブラジルの人たちの恋愛観についてインタビューしました。ご協力頂いたのはブラジル人のラファエロさん(仮称)とその彼女で日本人の香さん(仮称)。

――カナダにはどんな理由でいつ頃来られたんですか?

:ワーキングホリデーで来て1年くらいになります。

:僕は1年半くらい。最初は友達に会いに旅行で来たのですが、カナダが思いのほか気に入って、そのまま居住することに決めました。今はトロントのカレッジに通っています。

――お二人はどうやって出会ったのでしょうか?

:共通の友人のパーティー、というか飲み会ですね、で知り合いました。

:最初の出会いの後は、友人を交えて一緒に飲みに行ったりデートをするなどして仲を深めていきました。

――香さんに質問ですが、ブラジル人である彼と付き合っていて、驚いたことや日本との文化の違いを感じたことはありますか?

:ラファエロにびっくりしたというわけではないのですが、ブラジルでは恋人に二段階あってそれぞれ別の名称があることに驚きましたね。まだラファエロと付き合う前でデートをしている段階のときに、「ブラジルの恋愛ってどんな感じなんだろう?」とインターネットで検索して知ったのですが、とても驚きました。

:本格的に付き合う前段階で、デートをしている相手のことを「Ficante(フィカンテ)」と言います。正式に彼氏または彼女になると「Namorada(ナモラダ)/Namorado(ナモラド)」と呼ぶようになります。Namoradaが女性でNamoradoが男性ですね。

――Ficanteについて詳しく教えてください

:Ficanteはプリガールフレンド/ボーイフレンドみたいな感じで、正式に付き合う相手としてふさわしいか、響きはよくないですけれどお互いに試運転をしているような状態です。この期間は複数Ficanteがいても構わないし、もちろん相手に他のFicanteの存在を知らせる必要もありません。特に友達同士の会話の中で「最近新しいFicanteできたんだ」というように使うことが多いです。

:日本でも付き合う前の期間は誰とデートをしても構わないので、そこは一緒だと思います。ただ、ブラジルのFicanteの場合は、その段階からキスはもちろん人によってはセックスもする間柄なんだよね? 一概には言えないけれど、日本では正式に付き合ってからそういったことをする場合が多いから、そこは違うかなあ。体の相性も確かめて、正式に付き合うかどうか決めるのは、私は合理的だと思いましたね(笑)。

:ブラジルの場合、パーティとかで初めて会って一回目でキスすることも珍しくないからね。

:初対面で「キレイだね」とか、結構誰にでも気兼ねなく言うよね。

:うんうん、友達にも普通に言いますね。

――FicanteからNamorada/Namoradoにはどうやって昇格するんですか?

:長く相手といるうちにお互いにそろそろオフィシャルになろうかってなったり、相手に直接「Namorada(o)になってください」と言うこともあります。ほかにも「私ってNamoradaなの?」と、相手に確かめることで正式なカップルになることも。逆に一緒に過ごしてみて合わないと思ったFicanteとは次第に連絡をとらなくなります。

:Ficanteの関係って長くてどれくらいなの?

:人によって様々だけれど、長い人で3~4か月くらいかな?

:私たちの場合は、私が彼に確かめたケースですね。正式に付き合う前に、ラファエロとほぼ毎日一緒に過ごしているのに関係性があやふやだったのでそれが嫌で、彼に直接「ちゃんと彼氏彼女になりたい」と伝えました。

:香にそのことを伝えられたのが、一緒にいるようになって1か月くらいだったので、ちょっと早いかとも思ったのですが、オフィシャルになってもいいかと思ってオッケーしました。

:そうだったんだね(笑)。

ブラジル人と日本人のカップルの対談、いかがでしたでしょうか。次回は恋人になった後のカップルの付き合い方について。恋人の家族や友達との関係から浮気にスキンシップの頻度まで、トークはまだまだ続きます。

Photo:© Daniel M Viero


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